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* ウオールポケット

所謂、掛け花入れであるが、オールドノリタケには鳥などのフィギュラルな装飾を施したものが見られるが、一般に我国の現代陶器に見られるような変化に富んだ多様性は見られない。我国には生け花という伝統文化の影響があるため当然のことかも知れない。何故かデコものに比べ、ニッポンもののウオールポケットは少なく、当時のアメリカの住宅の壁を飾るにはラスター彩が映えたのだろう。

  

  




  






 




 




  






  






 











 






 















〔Nelson Collection〕





〔Nelson Collection〕





〔Nelson Collection〕




    
〔Nelson Collection〕




▼ Nelson Collection

見事なWall Pocetのコレクションである。一朝一夕にこのような立派な収集ができる
はずがなく、その一途な情熱に驚かされる。彼( Dick Nelson氏)のWall Pocetはた
びたびノリタケニュースなどにも紹介され、全米でも有名な屈指のコレクターである。
1つのアイテムを系統だって実に根気よく収集されている様子である。
お土産にノリタケのミュージアムコレクションのデコプレートをプレゼントしたら、
非常に感激されたのか、『今度はウチにいつ来るんだ?』とジョークを飛ばす彼の顔に
涙が浮かんでいた。

  
〔Nelson Collection〕







〔Moriguchi Collection〕


   







 
* Pat & Mike Kocor Collection

実に素晴らしいコレクションである。
ウォールポケットのコレクションで彼らの右にでる人はまずいまい。
デビッド氏の案内でマサチューセッツ郊外のイーストハンプトンのご自宅にお邪魔した。
オークションのときにディスプレイヤーとして活躍されていた、とても上品で美しい奥さんはあいにく不在だったが、壁中いたるところに掛けられたウォールポケットの見事なコレクションはしばし時を忘れてしまう程の圧巻だ。おそらくノリタケがこの世に生み出したありとあらゆるウォールポケットに出会うことできるのではないか。マイクはプラークやフィギュリンも集めていて、以前彼からフィギュアー・アイテムを分けてもらったことがある。今年のNCSの日本ツアーに参加できず再会できないのが残念。