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  第4回 オールドノリタケ講演会
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去る10月8日(日)水弘氏がコレクターの目からみたオールドノリタケの多様性をおよそ2時間にわたってお話された。
2年前の6月に横浜の三渓園で『開国150周年記念展』と題して盛大にオールドノリタケの展覧会が催されたが、氏はその出品者約10名の中の一人で実行委員もされていた。当日は、当時の実行委員の方々と再会できなかったのが残念だったが、木村氏や井谷女史など馴染みの顔ぶれも出席されていた。講演内容は、1)収集について、2)オールドノリタケの魅力、3)その多様性とコレクションについて、4)収集にあたって、5)「集める」から「楽しむ」へと実に多岐にわたるものであった。
 また、氏はオールドノリタケのミニチュア版ともいえる小さな花瓶などを20数点持参され、参加者全員に講演中手にとって“実感”してもらうというサービスぶり。これを機会にノリタケの魅力に取りつかれた人がいるかもしれない。
 
 
  まずなんといっても水弘氏ならではのコンピューターを駆使した多様性の要素と題する講演資料である。縦軸に用途(花瓶、絵皿、コーヒーセットなど)、横軸に技法(盛り上げ、コバルト、金彩、モールドなど)あるいはデザイン、形状、サイズなどを取り、それぞれをできる限り画像で一覧させるというもので、その労たるやこれは気の遠くなるような作業である。本当にノリタケの虜になっていなければ、このような取り組みは生まれない。コレクターの誰もが一度はこのような試みをするが、その膨大な量と多様性に圧倒され根をあげてしまうのである。全ての要素に顔を出すのは、やはり花瓶くらいで、あらゆる多様性の要素の一例に見事に応えている。氏の資料をこのHPで紹介したかったが、容量の問題で不可能とわかった。
また、氏の分類の特徴は、アールデコを技法やデザインの一部として扱うニッポンもののコレクターが多い中で、アールヌーボーとともにデコを分類の大きな柱と位置づけている。
 
   
   
   




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